今日は、1年の最後の日「大晦日」ですが、
大晦日は「大晦(おおつごもり)」とも呼ぶそうです。
「晦日(みそか)」は「30日」という意味で、
これは、その昔まだ日本で太陰暦が使われていた頃、
毎月の末日であった30日を意味する言葉だそうです。
太陰暦は月齢に対応していたので、
お月様が新月となる瞬間を含んだ日を、
1日「月立・ついたち」と呼び、
15日の満月を過ぎて、月が段々と小さくなって、
遂には見えなくなってしまった日を
「月が隠れてしまった日」から、
「月籠り(つごもり)」と呼んだわけで・・・
末日を表す2つの言葉の各々に「大」を付けて
「大晦日」「大晦」と読び、
毎年1年の最後にやって来る日を表すようになった、
と言われています。
昔から、私達日本人にとって、
大晦日というのは、大切な日だったようですね。
それにしても、日本の暦と月の満ち欠けは、
やはり、密接に関わりがあります。
今は、月の満ち欠けでリズムを感じ取ることが難しいくらい、
自然から離れてしまい、
ともすると、私たち人間は、
自然の生命の一部であることを忘れてしまいがちですが・・・
まもなく平成26年の元旦。
ここで改めて、私たちの命は、
他の自然のおかげで生かされ続けていることを忘れず、
感謝の気持ちから、新たな1年を迎えられたらと思います。
皆様、本年もありがとうございました。
新年も皆様にとって、
幸多き一年となりますようお祈り申し上げます。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子