自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/01/09

書き初め

本日は、月に一度の全体会議ということで、

ミッションパートナーの方々とも、
今年初めての顔合わせでもあったため、
毎年恒例の「書き初め」を行いました。

そもそも、書き初めとは、
年が明けて初めて毛筆で字や絵を書く行事ですが、

仕事始め・稽古始めのひとつとして、
一般的には、1月2日に行なわれることが多いそうです。

昭和のはじめ頃までは、神棚や、
学問の神様といわれる菅原道真の画像の前で、

「寿」や「福」等の、めでたい文字や漢詩を書いて、
神棚へ納めたり、その年の恵方の方角に貼ったりして、
字の上達を願っていたようで、 

かつて子ども達は、その字を小正月の
左義長(さぎちょう)等と呼ばれる火祭りの際に燃やし、

紙片の高く舞い上がるほど字が上達するといって喜び、
火祭り行事をいっそう印象深いものにしていたそうです。

私たちは、それぞれの今年のテーマを、
漢字一文字で表しました。

普段手にしない筆をとり、一文字書く姿は、
自然と背筋も伸び、気持ちも引き締まります。

字の上達も嬉しいですが、
それ以上に、今年もそれぞれテーマに沿って、
十分に味わっていける一年であれたらと願います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子