自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/01/09

寄物陳思

今月は、新年の訪れを祝い、
社内の室礼も「おめでたい」と言われる
盛りものをしつらえました。

その一つが、柑橘類。
柑橘の「きつ」は吉日の「吉」に通じるとして、
形が大きければ大きいほど
「大吉」につながると考えられています。

そこで今回は、スーパーで販売している中で一番大きい
「メローゴールド」と呼ばれる柑橘類を使いました。

また「柿」は、「嘉来」と書いて
「喜びが来る」とされており、
秋に収穫してじっくり干された柿を用いました。

「かぶ」は、外側についている茎を切り落とし、
内側にある新芽を出して、
「芽出たい」言葉の盛り物としました。

他にも、「勝栗」は「勝つ」の縁起をかついでいます。

単なる語呂合わせのようにも感じますが、
「もの言わぬもの」に思いを託す
日本古来の「寄物陳思(きぶつちんし)」の表現方法を、
楽しみながら、身につけていけたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子