弊社では、生きることの原点である「食」を大事にしています。
日本の主食は「米」。
今、世の中に出回っているお米は「白米」がほとんどですが、
もともと江戸時代までは、私たち日本人(江戸の人以外)は、
「玄米」を食べていたということで、
私たちカグヤクルーも、お米の命が丸ごとつまった
「玄米」をいただくことにこだわっています。
そして、これまで「圧力鍋」で炊いていたのですが、
どうやら玄米の栄養素がショック死してしまうという考えもあり・・・
この度、大変ありがたいことに、
会社から全社員に「伊賀焼の土鍋」が支給されました!
早速自宅で、土鍋を試してみると、
いつもよりも、ふっくら炊き上がり、
甘みも増して、とてもおいしく感じました。
伊賀の粗土で、肉厚成形された土鍋は、
炎の熱を急激に伝えるのではなく、
蓄熱してからじんわりおだやかに熱を伝え、
更に、陶器と釉薬から発せられる遠赤外線の効果で、
お米の芯までじっくりと熱がとおるので、
ふっくらとしたご飯が炊き上がるというわけです。
また、伊賀の陶土は、中に炭化した植物を多く含んでいるため、
焼成すると多孔性の素地になるといい、
土鍋が木のおひつと同じように呼吸するため、
ご飯もべとつかず、
まるでおいしい状態でいたいご飯の気持ちが、
分かっているかのようです。
食事をする上で、感謝の気持ちをもって、
そのものをできるだけ美味しくいただくことが
いただく命に対して向き合う姿勢として、とても大事だと感じますが、
そのためにも、調理器具を選ぶことも、
大切にしたいと感じました。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子