本日2月11日は、建国記念の日。
そこで、建国記念について調べてみると・・・
1966年に「建国をしのび、国を愛する心を養う日」として、
定められたということですが、
なぜ「建国記念日」ではなく、「建国記念の日」かというと、
史実に基づく建国の日とは関係なく、
建国されたという事実そのものを記念する日だから、
ということで、なんだか複雑ですね・・・。
そもそもこの日は、1948年までは「紀元節」という、
1年のうちでもっとも大事な祝日であり、
紀元前660年に、初代天皇である神武天皇が即位され、
日本という国が始まったことを祝う日だったといいます。
しかし終戦後、GHQの意向で祝日がなくなり、
「紀元節」を祝うことができなくなったそうです。
その後、復活運動も起き、賛否両論ある中で、
1966年になり、建国記念の日に関する提案が承認され、
翌年1967年から「建国記念の日」が適用されることとなりました。
※「日本文化いろは時点」参照
http://iroha-japan.net/iroha/A02_holiday/03_kenkoku.html
今まであまり意識してませんでしたが、こうして調べてみると、
「建国記念の日」は、原点に立ち返り、
感謝の気持ちを思い起こさせる、大事な日だと感じます。
例えば、自分の誕生日には、
自分の人生のスタートという原点を思い、
両親や命に感謝し、
会社の創立記念日には、
創業者の起業への思いや、
これまで多くのお客様や先輩社員のおかげで、
会社が成り立っていることに気付き、感謝し・・・
人にも、家族にも、会社にもスタート、原点があり、
同じように、私たちの住む日本という国にも、
そんな原点が、勿論あるわけです。
それは神話であり、
現実に科学的に証明できるものではないかもしれませんが、
代々にわたって伝えられ、
長い年月を経ても大事な日であると受け継がれてきたもの。
日本に生まれたこと、先人の努力に改めて感謝すると共に、
次の世代にも「2月11日」をしっかりと引き継ぐことが、
自然であり、大切なことだと感じました。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子