昨日、発見した「ホトケノザ」。
少し引っこ抜いて、持って帰らせて頂きました。
とっていいものかどうか迷いもありましたが、
色々考えた結果・・・
「雑草だからとっていい」ということではなく、
取っていい場所かどうかや、
仮に取っていい場所でも、全体バランスを考え、
むやみやたらに取らないことを大事にしようと判断し、
少しとらせて頂きました。
そんな中で、ふと「雑草」の定義について考えました。
「雑草」という言葉はよくききますが、
「どの植物が雑草でどの植物が雑草ではない」と言う定義は、
実はあいまいです。
雑草とは、人間の生活範囲に人間の意図にかかわらず、
自然に繁殖する植物のことをいうそうですが、
農学分野では
「作物に直接または間接的な害をもたらし、その生産を減少させる植物」
とも定義されているようで、
どこか人間都合な分類に、違和感があります。
もともと植物は、景観形成にとっても癒し効果を発揮したり、
大気中の炭酸ガスを吸収して、酸素を供給してくれたりと、
生き物にとって、大きな役割を果たしてくれます。
どんな草にも、名前や役割は必ずあるので、
人間の都合で排除の対象とせず、生かせる方法を選んだり、
邪険に扱うような呼び方をしたくないと感じました。
そしてこれまで、植物の名前をあまり知りませんでしたが、
これを機に、野草等の名前をもっと知りたいと思いました。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子