自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/04/03

花祭りの室礼

昨日に引き続き、花祭りの室礼についてです。

今回もお稽古に行けなかったので、
先生の本を参考にしながら、遊び心を加え自由に盛ってみました。

まずは、春を代表する「竹の子」。

竹の子は、大地から顔を出したばかりのものは「笋(しゅん)」、
食するころには「筍(じゅん)」と呼ぶそうで、

その習性を見定めた先哲は笋の姿に、
お釈迦様の姿を重ね「仏影蔬(ぶつえいそ)」と名付けたといいます。

そんなわけで、今回の花祭りの室礼では旬の笋を主役にし、
春のお花の寄せ植えに笋を立ててみました。

社内のクルーも驚き、笑っていましたが、
春の花々に囲まれた笋は、なんだか楽し気に見えます。

そして、ウドは「独活」と書くところから「唯我独尊」、
空豆は、天に向かってサヤがつくことから「天」を表現しています。

また、先日道端で摘んだ「ホトケノザ」。

こちらは、花を囲むよう対生する葉の形が、
仏の台座のように見えることから名付けれたようです。

更には、昨日ご紹介した「甘茶」も盛りました。

花祭りにかぎらず、
新入学や新入社等、門出の季節でもありますので、
お祝い気分で室礼を楽しませて頂きました。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子