昨日は、端午の節句ということで、
今年も「菖蒲湯」に入りました!
子どもの頃から我が家ではこの日には菖蒲湯に入り、
小さい頃は、親に菖蒲を頭に巻かれたりもして、
いつもと違う入浴を楽しんでいた記憶がありますが・・・
「菖蒲湯」の由来については、
田の神を迎えるための「禊」の名残りとも言われているようです。
かつては「田植え」の中心となる女性が家にこもり、
身を清める「五月忌み(さつきいみ)」という風習があり、
この日には、家の軒に菖蒲をさし、
早乙女(さおとめ)と呼ばれる女性たちが菖蒲で作られた鉢巻を巻いて、
菖蒲湯に入り、身を清めたといいます。
菖蒲湯の効用は、病気にならない、勝負事に勝つ、
蛇にかまれないなどと言われており、
昔から、厄除け、魔除けなどの不思議な力があると信じられていたそうです。
実際に、菖蒲湯が体に良いというのは科学的な根拠もあり、
菖蒲湯は体を温め、腰痛など体の痛みにも効くとされていますが、
こんな由来があったとは、驚きです!
日本の行事を深めていくと、
そもそもの「稲作文化」なしでは語れないことに気づかされ、
私たち日本人のルーツとなっている「米」を、
もっともっと大事に守っていきたいと、改めて感じました。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子