自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/06/07

「嘉祥菓子」の室礼 その2

昨日続きですが、「嘉祥菓子」の室礼についてです。

お菓子と一緒に、
「青紫聯芳(せいしれんぽう)」を意味して、
この時期の旬の野菜、白瓜と茄子、空豆も盛りました。

実は空豆は、当初用意してませんでしたが、
ちょうど会社に、ミッションパートナーの方からの贈り物として届いたので、
一緒に盛らせて頂きました。

青は白瓜、空豆を、紫は茄子で表し、
これらが「聯」=「連なる」とよりかぐわしくなる・・・

下に敷いたのは奉書です。

「青と紫」は、お互いをひきたてる色。
異なる二つのものが連なり、引きたてあって互いに輝かせています。

人も一人ではなく、他人と関わりながら切磋琢磨し、
学び、輝くという思いも表現しています。

実際に、青と紫とが引き立てあう盛り物の美しさを見て、

互いの違いを認めるところから、
調和が生まれるものだと感じました。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子