昨年の小麦は、初めての挑戦でしたが順調に実り、
正直、なんでうまくいったのかも分からなかったので、
2年目の今回は、しっかりと自然の教えを学んでいこうと思い、
昨年とは違って、色々と実験・挑戦をしていました!
まずは、蒔く種の間隔を、
「①密集、②適度な間隔、③ゆとりある間隔」と、
3パターンで、やってみました。
実際に収穫してみると、全体的にいいかんじで実ったものの、
中でも「③ゆとりある間隔」で蒔いたものが、
一番実も大きく茎も太く、元気で丈夫なかんじがしました。
自分が「②適度な間隔」と思っていたものでも、
小麦にとっては少し狭かったのかもしれません。
そしてそれは、収穫後の茎を見ても、
その密集具合から、見て取れました。
実は、恥ずかしながら、
成長過程では考えもしませんでしたが、
麦もイネ科ということで、
稲と同じように分蘖(ぶんげつ)していたことに、
その収穫後の茎をみて、ようやく気付きました・・・。
昨年は、収穫の喜びに舞い上がって、気付きませんでしたが、
こんな風に分蘖して株が増えて大きくなることが分かっていれば、
種蒔きの時も、それを見越して、間隔を開けて蒔いていたと思います。
同じように、子どももどんな風に発達するかが分かっていないと、
適した環境を用意することは難しいと思い、
改めて、発達を理解する大切さを感じました。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子