自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/07/13

草刈り

昨日、田んぼの草刈りに行きました。

こちらは、藤﨑農場の玄米をつかった「タコライス」を
提供している企業の田んぼで、
5月に一緒に田植えをさせて頂いたのですが、

私自身は、田植え以来だったため、
稲も草も想像以上に育っていて、驚きました!

そんな沢山の草の量と、驚くほどの日差しと暑さに、
体力も続かず、
全ての田んぼの草刈りをするには至りませんでしたが・・・

そんな中で「草刈りって大変ですね!」と話していると、

藤﨑さんやスタッフの方が、

「これだけ草が育ってしまったから大変なだけで、
 本当はこんなに大変じゃないよ。
 先月半ばに一度来ていれば、もっと楽だったんだけどね。
 最初は、デッキブラシでこすれば簡単にとれちゃう程だから。」

と教えてくれました。

確かに、しっかりと見守って、
その時その時に応じて、適した動きをしたり、
環境を用意して、方向性を修正していれば、
ちょっとのエネルギーで足りるものを、

それをせずに放置して、どんどん積み重なっていくことで、
後から修正するのに、多大なエネルギーを使うはめになるというのは、
仕事上でもあることです・・・。

自然に逆らって、無駄なエネルギーを使うことにならないように、

もし大変になっている時は、

ただ自然のままにしていることを「自然に任せる」と誤解せず、
日々の中で、放置したり見過ごしているものがないかを注意し観察して、

そこに自分を合わせて動くというような「自然体」を、
大事にしたいと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子