昨日の社内研修で、数々の樹木や木の実のお話の中に、
「イチジク」の話しがありました。
野生のイチジクは、世界中で800種類程あり、
各々花粉を運んでくれる「コバチ」が存在するといいます。
しかも「1種対1種」の密接な共生関係を築くそうで、
例えば、イチジク属の「イヌビワ」には「イヌビワコバチ」というように、
「コバチ」にも同じく800種以上の種類がいるのだといいます。
これは、生き残るために、双方とも一緒に進化していった結果であり、
逆を言えば、どちらかが途絶えれば、一緒に絶滅するということで、
まさに「運命共同体」といえます。
これまで「共生」について、
どこか優しく平和なイメージを持っていましたが、
自分自身、あまり「死ぬ」方をみることなく、
「生きる」方ばかり見ていて、
不自然なものの見方をしていたように感じます。
人間と自然も「運命共同体」であり、
「共生共死」の関係であることを忘れずにいたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子