ベランダ稲の穂が出て1週間程経ちますが、
穂が出るとすぐに、穂の先端に、
白い花が咲いていることに気付きました!
私自身、稲の花が咲くのを見たのは初めての事で、
穂に続き、感動の連続です!
稲の花も、麦と同じようにとても小さく、
うっかりすると見逃しそうなものですが、
調べてみると・・・
こちらは、大きく目立つ花を咲かせて昆虫を集め、
昆虫の力を借りて花粉を運んでもらう「虫媒花」とは異なり、
雄しべの花粉が風の力で運ばれて受粉が行われる「風媒花」であり、
しかも、雄しべの花粉が同じ花の雌しべに付いて受粉する
「自家受粉」という方式をとっているので、
こんな風にとても地味で目立たないようです。
更には、稲の雄しべは、
開花とほとんど同時に雄しべにある花粉がつまった部分がさけて
中の花粉が飛び散るので、雌しべは同じ花の花粉を受けやすく、
開花時間も2時間くらいと短く、開花後は完全に閉じるため、
他の花からの花粉がつきにくいそうです。
こうして、花の形、構造ひとつとっても、
世の中には、実に様々な色や形が存在し、
各々命を繋げる「種」の生き残りのために、
形作られていることを感じます。
花というと、なんだか観賞用のイメージが先行していましたが、
決して人間を喜ばせているために存在しているわけではなく、
各々一生懸命生きているのだと感じ、
自分の人間都合な視点に注意すると共に、
稲のように、自分の与えられた環境で、
一生懸命でありたいと感じました。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子