本日からお盆休みの方も多いことと思いますが、
今月は、社内の室礼もお盆をテーマに行いました。
今回は、真菰(まこも)の上に、
「すいか、きゅうり、なす、もも、グレープフルーツ」と、
陰陽五行説に基づいた五色の季節の果実と野菜を盛りました。
なぜ、真菰の上かというと・・・
亡くなった人は、天でもなく地でもなく、
中空(水面)に降りてくるといわれており、
真菰は水草なので、敷いたところが水面になる
ということからです。
また精霊は、なすの牛に荷物を乗せて、
きゅうりの馬に乗りやってくるということで、
それらも一緒です。
お盆の時期ということもあり、
ちょうど今、私自身も自分のルーツを深めていますが、
何代にもつらなった多くの「生」があったからこそ、
今の自分があることに気が付きます。
そして、私たちが先祖から代々受け継いできたものは、
かけがえのない財産であることを、
室礼を通しても、あらためて確認する機会となっています。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子