夏季実践休暇をつかって、
一昨日から、熊野に来ています。
紀伊半島の南部に位置する熊野地方は、
黒潮が洗う変化に富んだ海岸線が美しく、
更には、温暖で雨の多い気候は、
深い山々に様々な樹木を育んできたところで、
こうした雄大な自然が広がる地域は、
神話の昔から、様々な神々が住む世界だったといいます。
そんな熊野では、現在でも岩や滝、川を祀っており、
社殿のない神社もありました。
これらの自然を目の前にすると、なんだか分かりませんが、
自然と手を合わせてしまうから不思議です。
本来は、神社や寺院があるから、そこで手を合わせるというよりも、
人が手を合わせてから、神社や寺院が建立されたのかもしれないと感じ・・・
自然の中から神々しい「何か」を感じ、そのまま拝むというのは、
なんだか日本人らしさかもしれないと感じました。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子