自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/08/16

自然崇拝

夏季実践休暇をつかって、
一昨日から、熊野に来ています。

紀伊半島の南部に位置する熊野地方は、
黒潮が洗う変化に富んだ海岸線が美しく、

更には、温暖で雨の多い気候は、
深い山々に様々な樹木を育んできたところで、

こうした雄大な自然が広がる地域は、
神話の昔から、様々な神々が住む世界だったといいます。

そんな熊野では、現在でも岩や滝、川を祀っており、
社殿のない神社もありました。

これらの自然を目の前にすると、なんだか分かりませんが、
自然と手を合わせてしまうから不思議です。

本来は、神社や寺院があるから、そこで手を合わせるというよりも、
人が手を合わせてから、神社や寺院が建立されたのかもしれないと感じ・・・

自然の中から神々しい「何か」を感じ、そのまま拝むというのは、
なんだか日本人らしさかもしれないと感じました。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子