週末の稲刈りでは、
前日の「結豊酬」で会社から頂いた「鎌」を使いました。
ちなみになぜ鎌を頂いたかというと・・・
実は、今回の「結豊酬」は、荒廃した農村の復興を行った
二宮金次郎の表彰制度を参考にしており、
この制度は、農民の生産意欲を高めるために、
村民間の投票によって、表彰者を選び、
当選者にはほうびとして、鍬や鎌などの道具や、
時には現金を与えていたということで、
今回、私も同じく鎌を頂いたというわけです!(笑)
そんな鎌を、実際に使ってみると、
他の鎌に比べて、切れ味抜群ではありましたが、
初めてということもあり、
力の入れ具合や刃の角度など、とても難しく、
周りの人に比べると、随分時間がかかってしまいました。
また、稲刈りといっても、実際にはコンバインで行い、
コンバインが入らない隅の稲を鎌で刈ったため、
大した量ではなかったはずですが、
それでも、慣れない稲刈りに、すぐに疲れてしまい、
田植えや草刈り同様に、農作業の苦労を体感しました。
日々自然と向き合われている、農家の方のご苦労を思うと、
この程度ではないのでしょうが、
それでも、何も知らずに、ただ食べる側の消費者になるのではなく、
生産者のご苦労を感じることができたのは、大事な経験となりました。
生きることに直結している「食」。
自分の体は、自分の食べているものでできていると思うと、
実際に、農耕民族である日本人が昔から食べてきた「米」が、
どのようにできているのかを知ることや、実際につくってみることができ、
自分にとって大きな収穫となりました。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子