週末、室礼のお稽古で、
そもそもお月見は、
「育ったこと、結果したことへの感謝を届ける儀式」
ということをお聞きして、
今まで、なんとなく月を眺めてお団子を食べる・・・
と楽しんでいましたが、
本当はもっと奥深いものなのだと感じました。
そう思うと、これまでなんとなくやっている行事について、
その由来や、そもそも「なんのため」ということは、
実は知らないことばかりであることに気付きます。
昨日、稲も人も同じだということをお伝えしましたが、
行事についても同様で、
今回も、稲やお芋などが育つと「お月見」で感謝祭を行いますが、
人でいえば、「七五三」や「成人式」など、
育ちへの感謝の儀式があるのでしょう。
「子は天からの授かりもの」という言葉もありますが、
子どもだけでなく、お米にしても何にしても、
先人たちは、どんなものも「自分のもの」ではなく、
「授かりもの」の意識があり、
だからこそ常に謙虚で、感謝の気持ちもあったのでしょう。
それは、自分の命でさえも同じかもしれません。
先人に見習い、
自分自身も「授かりもの」の意識を忘れずにいたいです。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子