日本では、年間約1,700万トン(平成22年度推計)の
食品廃棄物が出されているそうです。
このうち、食べられるのに廃棄される食品、
いわゆる「食品ロス」は年間約500~800万トン(平成22年度推計)。
これは、日本における
米の年間収穫量(平成24年約850万トン)に匹敵し、
世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた
世界の食料援助量(平成23年で年間約390万トン)を
大きく上回る量になります。
また、日本人1人当たりに換算すると、
「おにぎり約1~2個分」が、毎日捨てられている計算となり・・・
日本の食料自給率は現在39%(平成23年度)で、
大半を輸入に頼っていますが、
その一方で、食べられる食料を大量に捨てているという
現実があるのです。
こんな話しを、以前にも耳にしたことがあり、
「それは困ったものだ。なんとかならないものか。」
と思っていました。
しかし先日の冷蔵庫整理で、食べ物を捨てながら、
まさに自分もその一因となっていることを突きつけられ・・・
社会問題は、自分事なのだと考えさせられました。
しかし、だからこそ、
すぐにでも自分にできることや
変えられることがあるのだと感じます。
ものが豊かな時代だからこそ、
感覚がマヒして、心が貧しくならないよう注意し、
他人事ではなく自分事として、
問題に向き合い、好循環への一因となれたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子