明日、11月15日は「七五三」。
そんなわけで、
社内の室礼も「七五三」がテーマです。
今回の盛り物は・・・
旬の果物の「柿」。
「嘉来」の文字をあてて、
「喜びが来たる」ように祈りを込めています。
そして、七五三といえば「千歳飴」ということで、
こちらも紅白の飴を用意して、
紅白で祝儀と、
「長く伸びる」という縁起を表しています。
更に「千歳飴の袋」も室礼に使用してみました。
こちらには、熊手を持ったおじいさんと、
ほうきを持ったおばあさんが、
リアルに描かれてますが・・・
実は、こちらにも意味があります。
おじいさんとおばあさんは、
千歳飴の「千歳」の意味する長寿を体現し、
ほうきは、病や災難をはき捨てて、
元気に育ってほしいという願いの象徴であり、
熊手は、子や孫が七徳を自分の方へかき寄せられるようにとの、
祖父母の気持ちを表したということです。
それにしても、今は「室礼」を通して、
行事の背景も少しずつ知り始めましたが、
知るほどに、そこに込められた「感謝」や「祈り」に触れ、
日本人の澄んだ美しさを感じます。
行事を大切にして、
日本人らしさを取り戻せたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子