自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/12/06

生産者の顔が見える

昨日、月に一度の全体会議がありました。

会議日の朝は、皆で社内の円卓に集まり、
朝食をいただいてますが、
今回の「モーニング」の担当は私。

7月以来、2度目の担当となり、

前回に引き続き、
今回も、実家の畑でとれた野菜サラダをメインに、
用意させて頂きました。

今回は「今日も元気で豊かな1日になりますように」と
願いをこめたメッセージと共に、
メニュー表も用意しました。

その裏には、畑の様子や、
父親との野菜収穫シーンなどの写真を掲載し、

野菜や父の話しもさせて頂きましたが、

皆がサラダを食べながら
「美味しい!」「すごいねー!」と言ってくれ、

父や父が大切に育てた野菜をほめられて、
私自身もとても嬉しい気持ちになりました。

そして、作り手の努力や愛情、
安心・安全の食品ということが伝わると、
より美味しさも増すのだと感じました。

そう考えると、
最近はスーパーなどでも
「生産者の顔が見える食品」ということで、

生産者の笑顔の写真などを掲示して
売っているものもよく見かけ、

「なんとなく安心そう」というイメージだけで、
購入したりしてますが、

本当のところがどうなのかを考えようともせず、
ただのイメージ戦略に乗っているかもしれない
自分がいることに気付きます。

生産者と消費者が遠い関係にある
今の時代の不自然さを流さずに、

自分自身、この矛盾した社会で生活する中で、
どうすることがよりよい社会へと結びつくのかと、
自身の生き方を見つめていきたいと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子