ひょんなことから、昨日ある保育園の先生と
里みちこさんの「詩がたり会」に参加しました。
里みちこさんという詩人がいらっしゃることを
正直、初めて知りましたが、
会の中で、里さんがご自分の詩をいくつか語られ、
その詩がうまれたエピソードや、
その詩にこめられた想いをお話し下さり、
自分自身の心が和らいでいくのを感じました。
また、里さんがこの日着ていた洋服は、
どこかに捨てられていたカーディガンだそうで、
役目を失ったその服を、切ったり縫ったりし・・・
もう一度、新たに生まれ変わった洋服を、
オシャレに美しく着こなしていたのが印象的でした。
他にも、
受付でひとり1枚、
詩が書かれた葉書を選んだのですが、
その葉書に使用している紙は、
「希望を失わないように」という祈りから、
角度によってキラキラ光る「星物語」という紙を使われていたりと・・・
文字や詩は勿論ですが、その他にも随所から、
里さんの愛情深さが伝わってきて、
むしろ文字や詩をこえて、
その生き方が自然と伝わってくることを体感しました。
最後に、せっかくなので、
私が選んだ詩をご紹介したいと思います。
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「カ行で生きる」
かざらず
かまえず
かたよらず
きばらず
きどらず
きめつけず
くさらず
くじけず
くるしまず
けろけろいまの
こころをいきる
・・・カ行の日あり
苦行の日あり
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今回、偶然にも素敵な出逢いを頂き、本当に感謝です。
ありのままに、
今、目の前のことに心をこめ、生きていきたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子