先日、実家の畑に行くと、
父がレタス類などを、
少しずつ異なる環境で育てているのに気付きました。
ひとつは、土にそのまま種を蒔いたもの。
もうひとつは、それに黒マルチをかけたもの。
これによって、地温が上昇するそうです。
あとは、その2パターンに、ビニールをかけたもの。
寒さが軽減されるそうです。
更に、これら4パターンの他にも、
種蒔き時期をずらし、別のスペースで育てていました。
その昔、母親に、
「一気に収穫になっても冷蔵庫に入らないし、
食べきれなくて困る」と言われたそうで・・・(悲)
実家にいた時は、
毎朝サラダを食べていた記憶がありますが、
実は、こんな父親の細やかな工夫のおかげで、
一度に収穫時期を迎えることなく、
なるべく長期間にわたり、安定して
サラダが食べられていたことが分かり、
長年にわたる父の陰ながらの努力に、
感謝と尊敬の気持ちが湧いていました。
それにしても、同じ種であっても、
こんな風に、成長のスピードや大きさ、味に変化が出ることを思うと、
環境やタイミングの影響力の大きさを、改めて受け止め、
人においても、その点を、もっと重要視していく必要を感じました。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子