先日は、冬至ということで、柚子湯に入りました。
冬至に、柚子を浮かべた湯舟に入浴する習慣は、
江戸時代頃からのようですが、
我が家でも、子どもの頃から、
「ゆず湯に入れば風邪を引かない!」とされていたため、
今年も、柚子湯を楽しみました。
ちなみに、今日はクリスマスイブですが、
調べてみると、このクリスマスと冬至は、関係があるようです。
古代ヨーロッパでは「ユール(Yule)」という冬至祭が、
12日間に渡って行われていたそうで、
冬至の日は夜が一番長く、
次の日から、少しずつ陽が長くなっていくことから、
ユールは、言わば、
太陽の「死と復活」のお祭りだったというわけです。
冬至の頃に昇る太陽は、非常に神聖で貴重なものとされ、
人々は大いに太陽の復活を祝ったそうです。
クリスマスは、海外からきた行事と捉えていましたが、
日本での「冬至」(一陽来復)と同じことだと感じ、
先人は、自然に沿って暮らしているからこそ、
国を問わず共通して、太陽に感謝していたのではと感じました。
太陽が「陰極まって陽生ず」としめしてくれているように
自分自身も、
何か嫌なこと、悪いことが起きたなぁと思う時は、
早く脱しようともがくよりも、
「何が起きても、きっといいこと」「必ず復活する」と
信じる力、転じる力を養っていけたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子