自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/12/24

陰極まって陽生ず

先日は、冬至ということで、柚子湯に入りました。

冬至に、柚子を浮かべた湯舟に入浴する習慣は、
江戸時代頃からのようですが、

我が家でも、子どもの頃から、
「ゆず湯に入れば風邪を引かない!」とされていたため、
今年も、柚子湯を楽しみました。

ちなみに、今日はクリスマスイブですが、
調べてみると、このクリスマスと冬至は、関係があるようです。

古代ヨーロッパでは「ユール(Yule)」という冬至祭が、
12日間に渡って行われていたそうで、

冬至の日は夜が一番長く、
次の日から、少しずつ陽が長くなっていくことから、

ユールは、言わば、
太陽の「死と復活」のお祭りだったというわけです。

冬至の頃に昇る太陽は、非常に神聖で貴重なものとされ、
人々は大いに太陽の復活を祝ったそうです。

クリスマスは、海外からきた行事と捉えていましたが、
日本での「冬至」(一陽来復)と同じことだと感じ、

先人は、自然に沿って暮らしているからこそ、
国を問わず共通して、太陽に感謝していたのではと感じました。

太陽が「陰極まって陽生ず」としめしてくれているように

自分自身も、
何か嫌なこと、悪いことが起きたなぁと思う時は、

早く脱しようともがくよりも、
「何が起きても、きっといいこと」「必ず復活する」と

信じる力、転じる力を養っていけたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子