自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2015/02/16

酵母が安定してくる

3年ほど前から、ほぼ毎朝、
ホームベーカリーを利用して、
天然酵母パンを食べています。

・・・そんなわけで、
我が家のパン種「楽健寺酵母(らっけんじこうぼ)」とも、
もうすぐ3年の付き合いになろうとしています。

そんな中、
先日、社内で使っている酵母や、
仲間が自宅で使う酵母に元気がない・・・ということで、

おすそ分けするためにも、
我が家の酵母増しを行いました。

寝る前、元種に、酵母のえさである、
りんご、にんじん、山芋、玄米ごはん、はちみつを入れ、

一夜明けると、ブクブクシュワシュワと、
発酵しているのが分かります!

毎回、菌が生きているのを感じるこの時、
とても嬉しい、ありがたい気持ちになりますが、

ふと振り返ると、初期の頃に比べて、
今の方が、酵母が安定してきているように感じます。

以前は、1週間に1回の頻度で酵母増しをしていましたが、
今は、2週間に1回程度でも、元気に発酵してくれています。

これは、植物の水やりでも、
共通して感じることですが、

付き合いが長くなればなるほど、
関係性ができるのか、

気持ちを離さなければ、マメに関わらなくても、
安定した関係になっている気がします。

更には、人間関係にも共通するかもと感じ・・・

安定するには、愛情、関心、時間が必要というのは、
自然なことだと感じました。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子