先日、訪問した保育園では、
子どもとお年寄りの交流が
日常的に行われていました。
こちらの保育園の園庭は、
緑豊かで、心地よさを感じましたが、
ちょうど、その園庭を挟んで、
グループホームがあることから、
そちらで介護を受けている認知症の方が
普通に、園庭のベンチに腰かけて、
子どもとおしゃべりしたり、
時には、悪いことをしている子を叱ったり・・・
というシーンもよく見られる程、
自由に出入りしているそうです。
また逆に、園児がグループホームに遊びに行くことも、
よくあるそうです。
このような交流があることは、
子どもにとっても、お年寄りにとってもいいそうで、
園児にとっては、お年寄りとの交流により
おもいやりの心や、深い生活の知恵を学んだり、
また、お年寄りにとっては、
園児のパワーを授かり、生きがいを見つけるなど・・・
お互いに、自然と生きる力の向上に繋がっているような気がします。
こちらの保育園では、たまたまグループホームが近くにあるからこそ、
実現できた(しやすい)環境だったと思いますが、
自分の与えられたものを「活かす」ことは、
無駄もなく、とても自然なこと。
だからこそ、ないものねだりではなく、
あるものを活かすしていく視点を、大事にしたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子