七夕も近くなり、
社内の室礼も、先週から「七夕」がテーマです。
織姫と彦星が一年に一度だけ天の川で出会う・・・
そんなロマンチックな話で知られる七夕は、
夏野菜の収穫を神様に感謝する
収穫祭の日でもあります。
そこで、今回は、夏野菜と
夏に収穫できる穀物の代表、麦で作るそうめんを
長板に盛りました。
そうめんは五色で、「陰陽五行説」の五色を表します。
収穫を祝うような行事では、五色はよく使われているのを目にしますが、
これは陰陽五行説では、自然界のすべては五つの要素で作られており、
その五つがバランス良くめぐる事ですべてがうまくいく・・・
つまり作物がちゃんと育ち、収穫ができるとされているからです。
そんなわけで、実は夏野菜も五色で、
キュウリの緑、トマトの赤、柑橘の黄、生姜の白、茄子の紫
となっています。
こうして室礼を通して、
改めて、こんな風に収穫があるから、
自分たちは生きていられることを感じ、
ありがたい気持ちになりました。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子