本日は七夕。
今夜の東京はくもり空で、
天の川を見ることはできませんが、
せっかくなので、夕飯には
七夕の行事食「そうめん」をいただきました!
そうめんのルーツを調べてみると・・・
中国伝来の「索餅」(さくべい)という
小麦粉料理だといわれています。
索には「縄をなう」という意味があり、
縄のようにあんだ小麦粉のお菓子のようなものだと考えられており、
古代中国に「7月7日に死んだ帝の子が霊鬼神となって熱病を流行らせた。
そこで、その子の好物だった索餅を供えて祀るようになったことから、
7月7日に索餅を食べると1年間無病息災で過ごせる」という伝説があり、
奈良時代に索餅が日本に伝えられると、
麦の収穫期に麦餅を作る風習とともに宮中行事に取り入れられ、
一般にも広がっていき・・・
やがて、索餅はそうめんへと変化し、
七夕にそうめんを食べるようになったといいます。
また、そうめんを天の川や織姫の織り糸に見立てて、
七夕にそうめんを食べるという説もあるようです。
いずれにしても、
千年も前から脈々と受け継がれてきた行事食ということで、
その背景も一緒に、大事に味わわせていただきました。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子