今日は、月に一度の室礼のお稽古。
年中行事には「陰陽五行」の思想が
深く関わっているため、
お稽古を通して「陰陽五行」について、
度々教えて頂くのですが、
なかなか頭にも体にも
入っていないところがあります・・・^^;
ちなみに「五行説」とは、
万物は「木火土金水」という
五行(五つの元素)から成り立っており、
それが消長、また結び合って循環することによって、
あらゆる現象が出てくるという考え方。
この五行が、四季、方角、色、徳目など
あらゆるものにあてはめられており、
陰と陽の二つの対立と
五つの数を観念的に組み合わせて
万物の事象にあてたものを、
「陰陽五行説」というそうです。
例えば、五色「青・赤・黄・白・黒」が、
五常「仁、礼、信、義、智」にあてはまる・・・
というものがありますが、
先生は、これらを覚えたからといって、
実行に移さないと何の意味もなく、
「実生活で行う意識」を忘れないようにと仰います。
知識を覚えた上で、
自分の心の中の何を育てるかを、
自分自身の心にきいて、
自分で決めるということが大事になってくる・・・
ということです。
確かに「何のために学ぶのか?」と自問すれば、
自ずと心の中から答えは出てきます。
私自身は、やっぱり人間都合、自分都合ではなく、
本来の日本人が持っていた自然に沿った生き方、
おもいやりや繋がりを大事にする生き方を実践したいからこそ、
室礼を通して、先人や自然から学んでいることに、
改めて気付きます。
「知行合一」の言葉のとおり、
ただ知るのではなく、
日常生活の中での実行を
これまで以上に、大事にしたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子