昨日、石見銀山にある群言堂の所長である
松場登美様にお会いする機会を頂きました。
◆群言堂
http://www.gungendo.co.jp/
実際に、群言堂本店のカフェで食事をしたり、
築220年の武家屋敷を13年かけて改修し続けた
「暮らす宿他郷阿部家」を見学させて頂き、
その場や物から発せられる雰囲気や
松場様のお話から、
自分自身の暮らしを本気で見直したいと、
考えさせられることばかりで、
美しい日本の暮らし、文化、生き方を
次の世代に繋いでいきたいと、
自分自身の初心を刺激されるようで、
言葉を失う程に、胸が熱くなりました。
またお話の最後に、松場様が
「この地域が持つ、
ゆるやかなカーブの川を残していけるように・・・
人間がつくるものは直線ばかりだから」
・・・というようなことを、
チラッと仰られていたのが、心に残ります。
そう思うと、人間は最短や効率化を重視するあまり、
つくるものだけでなく、生き方さえも、
直線を追求し過ぎている気がします。
カーブを描いて、大海に向かう川や、
曲がっていても、上に向かって育つ植物、
そして、寄り道を好む子どものように
もっと本来の自然な生き方を、
見習っていけたらと感じました。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子