自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2015/08/01

自然な生き方

昨日、石見銀山にある群言堂の所長である
松場登美様にお会いする機会を頂きました。

◆群言堂
http://www.gungendo.co.jp/

実際に、群言堂本店のカフェで食事をしたり、

群言堂1

築220年の武家屋敷を13年かけて改修し続けた
「暮らす宿他郷阿部家」を見学させて頂き、

群言堂2

群言堂3

その場や物から発せられる雰囲気や
松場様のお話から、

自分自身の暮らしを本気で見直したいと、
考えさせられることばかりで、

美しい日本の暮らし、文化、生き方を
次の世代に繋いでいきたいと、

自分自身の初心を刺激されるようで、
言葉を失う程に、胸が熱くなりました。

またお話の最後に、松場様が

「この地域が持つ、
ゆるやかなカーブの川を残していけるように・・・
人間がつくるものは直線ばかりだから」

・・・というようなことを、
チラッと仰られていたのが、心に残ります。

そう思うと、人間は最短や効率化を重視するあまり、
つくるものだけでなく、生き方さえも、
直線を追求し過ぎている気がします。

カーブを描いて、大海に向かう川や、
曲がっていても、上に向かって育つ植物、
そして、寄り道を好む子どものように

もっと本来の自然な生き方を、
見習っていけたらと感じました。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子