週末に叔父がガンで亡くなり、
昨日、お通夜に参列しました。
叔父は、2006年から台湾に住み、
獣医師のキャリアを生かし、ボランティアで、
乳牛の診察や治療にあたったり、
大学で講義をして、学生指導や勉強会を行い、
台湾酪農(牛)獣医師の
レベル向上に尽力してきたそうで、
参列者には、台湾の方もいらっしゃいました。
そんな中で、
お坊さんの説法が印象的でした。
「今日のような通夜や葬式、法事は、
亡くなった人のために
私たちがしてあげるものですか?
そうではありません。
亡くなった方が
生きる上で何が一番大事なことかを
私たちに教えて下さっているのです。
決して、してあげるものではありません。」
というお話でした。
確かに「してあげる」という気持ちには、
どこか傲慢さを感じ、
なんだか不自然に感じます。
ついつい、自分が色々しているような気になりますが、
本来は、頂いているものばかり。
すぐ勘違いしてしまいますが、
自分の命も、決して自分のものではなく
授かり物だということを忘れず、
叔父のように、立派に生き切れたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子