実家に帰ると、
川の土手沿いなどで、ススキを目にします。
先日「カヤ」について
ブログで発信させて頂いたのですが・・・
(『カヤ』
http://www.caguya.co.jp/wp2/farmblog/other/p4992/)
今回、恥ずかしながら、父親との会話の中で、
このススキが「カヤ」とも呼ばれていることを知り、
まさか同じものだったとは・・・と、
更なる衝撃を受けました!
確かに、葉の縁には鋭いギザギザが。
そこで、ススキについて調べてみると、
イネ科、ススキ属の多年生草本で「秋の七草」のひとつでもあり、
ススキの別名は、「カヤ」以外にも、
尾花、男茅(おとこがや)、乱草(みだれぐさ)、振袖草(ふりそでぐさ)、
露見草(つゆみぐさ)、旗薄(はたすすき)など・・・実に沢山あって、
更に方言としても、様々な名称に変化しているそうです。
また、茅葺き屋根の材料や、家畜の飼料や燃料にも使用され、
生活に密着した植物であったようで、
万葉集や源氏物語の中にも登場する程、
日本人にとって、古くから身近な存在だったようです。
どうりで、ススキを見ると、
稲と同じく「日本の原風景」というかんじがするのですね。^^
しかし、そんな身近な植物であっても、
今住んでいる東京では、ほとんど目にしないのが現状です。
生活環境も昔とは随分変わり・・・
大人の私でさえ、もはや知らないことばかりですが、
子どもたちにもなんとか繋いでいけるよう、
自分たちがもともと何と一緒に生きてきたのかを
取り戻していけたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子