子ども達の成長過程を無事過ぎることのお祝と、
厄除けの行事である七五三。
11月に入り、神社では七五三の参拝の方々も目にしますが、
最近は社内の室礼も「七五三」がテーマです。
盛り物には、榊や季節の果物などを・・・。
木偏に神と書く「榊」には、
魔よけの力があるとされる「麻」を結びます。
他にも、長寿を願う「千歳飴」や、
喜び来る・・・で「柿」(嘉来)を。
そして「グレープフルーツ」は、
柑橘類の「きつ」が「吉」に繋がり、
大きいほど大吉ということで盛りました。
また「神楽鈴」は、中心となる棒に取っ手と
その上部に3段に分けて、
小さな鈴を15(=3+5+7)個付け
「七五三鈴」とも呼ばれているのですが、
ちょうど社内にその鈴があったので、
そちらも盛らせて頂きました!
(神楽鈴が、普通にある会社って・・・^^;)
それにしても・・・昔は医療や衛生面から子どもの死亡率が高く、
「七つ前は神のうち」といって、7歳までの子どもは、
まだこの世にその命が定着していない状態と考えられていたそうです。
七五三は、「子どものための行事」というかんじもありますが、
室礼をしていると、
自分がこうして無事に大人になり、元気に過ごせていることに対して、
ふと、自分を育ててくれた両親への感謝の気持ちが湧いてきます。
自然とこんな気持ちにさせてもらえる室礼。
やっぱり大事にしていきたいと、改めて感じています。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子