自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2015/11/13

赤い葉

最近は、東京も随分と寒くなってきて、
紅葉の美しさが目立つようになってきました。

そんな風に、冬になって、
葉を落とす前に紅葉するのはお馴染みですが、

ふと赤くなった新芽や新葉を発見!

赤い葉

新芽は「緑」というイメージでしたが、
確かにこんな風に「赤」もあるなと、
不思議に思って、調べてみると・・・

赤色はアントシアニンとよばれる色素で、

若い葉は光合成を進行させるための
葉緑体を作り上げている段階ですが、

まだ、太陽光の強い光や紫外線による
害作用を防ぐことができないため、

そのアントシアニンによって太陽光を遮り、
葉緑体が害作用を受けないようにしているそうです。

そして、やがて葉が成長し、
葉緑体に太陽光の害作用を防ぐ機能が充分に発達すると、

アントシアニンによって太陽光を遮る必要がなくなるために
アントシアニンはなくなり、葉が緑に見えるようになるといいます。

この「新芽は緑」だけではなく、

空や海は青、雲は白、太陽は赤、月は黄etc・・・
よく自分の中で色を決めつけているところがありますが、

本当は、イメージとは違う様々な色が存在していて、
子どもたちの絵など、様々な色をつかって描かれているのを見ても、
そんなことに気付かされることがあります。

決めつけずに、そのままを受け取っていける
自然な眼差しを持っていきたいと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子