先日、冬至をテーマに
室礼をしましたが、
以前から、季節の野菜や果物など、
盛り物を手で触ると
なんとなく落ち着くかんじがあったところ・・・
先日、先生がお稽古の際に、
「野菜や果物などは、
全て大地からうまれてきたもので、
大地にさわるというのは、
土に眠っているご先祖様や古代の人々と
自分達とが繋がるというもの。
命の繋がりは、大地と繋がるということ。」
・・・と仰られました。
確かに、人工物とは違った感覚でもあり、
そう思うと、
こうして今年土からなったものを盛り、
いただくというのは、
そんな命の繋がりの中で
自分自身が存在していることを、
感じる機会になっています。
室礼では「蔓は万代に続きますように」との祈りから、
よく「蔓もの」(今回は、ねずみ瓜や南瓜)を
盛らせて頂きますが、
そんな大きな繋がりの中で、
存在していることを忘れずに
自分も周りも大事にしていきたいです。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子