今は、二十四節気(にじゅうしせっき)の
最後の節気「大寒」にあたりますが、
ここ最近は、全国的にも寒波の影響で、
本当に冷え込みも激しく、寒さが厳しいですね。
そんな二十四節気は、
半月毎の季節の変化を示していますが、
これを更に約5日おきに分けて、
気象の動きや動植物の変化を知らせるのが
七十二候(しちじゅうにこう)。
あまり馴染みがありませんが、
今日から1月29日頃までは、七十二候でいうと、
「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」にあたり、
「沢に厚い氷が張りつめる頃」で、
沢に流れる水さえも寒さで凍る、という候になります。
ちょうど今朝、世界遺産でもある
和歌山県の熊野那智大社でも、
落差133メートルの「那智の滝」が凍ったそうで、
まさに驚きの寒さですが・・・
ただ、寒さが一番厳しいということは、
暖かい春が近づいてきていることでもあり、
実際に、日の出も少しずつ早く、
日の入りも少しずつ遅くなってきているのを感じます。
そしてそんな自然界の動きは、
人間の心の変化や成長の過程にも通じるものを感じます。
困難に直面した時や、問題が大きくなってきた時には、
それを解決する動きや打つべき対策の芽が出てきているもの。
厳しい状況に嘆くだけではなく、
近づいている春に目を向けられる自分でありたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子