本日、ある保育園の園長より、
「陰徳」についてのお話を聞かせて頂きました。
ちょうど本日が、初代園長の命日だったそうで・・・
今の園長が若い頃、
その初代園長が大事にされていた「陰徳」について、
「トイレ掃除をしなさい。
汚いところも欲もとれて、流されるから。
それも、こっそりと人に見られないように。
人からありがとうと言われたら、
そこで徳はなくなるからね。」
・・・と教わったそうです。
ついつい、善い行いをした時などは、
誰かに認めてもらいたくなる時もあるものですが、
そんな見返りを求めている時は、
既に「自分が」の「我」がはたらいているので、
陰徳ではないのでしょうね・・・
誰が見ていようが、見ていまいが関係なく、
常に自分自身は自分の行動を見ているものですし、
お天道様にも見守られているわけですから、そこに恥じぬよう、
見返りを求める心境から陰徳を積むのではなく、
子どもたちに残したい生き方として、
少しでも陰徳を積んでいけたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子