先日、蛤を購入し、
夕食でいたただきました。
まだ生きている蛤でしたが、
火にかけ時間がたつと
殻がパカッと開き、
死んでしまったのが分かります。
そんな姿を見ながら、
こんな風に食べられるために、
生まれてきたり、必死に生きてきたわけではないだろうに、
なんだかかわいそうだな・・・
自分が蛤だったらどんな気持ちかな・・・と考えつつ、
そういえば、かつて人も、
肉食動物など何かに食べられたりした時代があったのかな?
と、ふと疑問に思いました。
自然界の生き物は、
いつもなにかに食べられたりと
命を襲われる危険が隣り合わせ。
だからこそ、いつも危機感を持って必死に生き、
決して油断していることもなさそうですが、
人も、何者かに食べられたり、襲われたりするなど、
危険が身近にあるような状況だったら、
もっと感覚を研ぎ澄ませ、野性的に生き、
こんなにも傲慢にはならなかったのかもしれない・・・と感じました。
決して「人も食べられたほうがいい」なんて思いませんが、
生態ピラミッドの頂点にいることで、
何か征服、制覇しているかのように錯覚するのではなく、
こんな風に沢山の命に支えられていることを忘れずに、
その命の分、感謝の分を、
自然界の中にいる人として、
お役に立てる働きをしていきたいです。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子