自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/04/30

刷り込みによる悩み

先日、友人と食事をしました。

友人は、不妊治療を続けてますが、
なかなか子どもができず、
そのことで、仕事もやめようかなど悩んでいたので、

ひととおり話を聴いた上で、
自分が感じたことや、
自分自身が大事にしていることを伝えました。

ないものねだりではなく、あるもの探しで、
今あるものを見て、それを大事にしていくことや、

周りと比較をしたり、周りの評価を気にして
幸せのモノサシを世間の価値観に合わせずに、
自分の直感や心の声を信じること。

何を選択することが正解か・・・と思い悩みすぎず、
どっちを選んでも選ばなくても、
自分が進む道を「きっと大丈夫」と信じてあげること。

どうにもならないことを嘆いたり、文句を言ったりして、
周りや自分を責めないで、

そのエネルギーをちょっとでもいいから、
改善への行動につなげること。

そんな話を友人としていると、
お客様から携帯に連絡があって、

気が付いたら、
友人に言ったことと同じようなことを
お客様に伝えていたり、励ましていました。

悩みの内容は違えど、
そのもとになっているものを見ていくと、

比較競争や、正解主義、罪と罰の意識など、
教育によって刷り込まれた価値観に、
悩み苦しんでいる人が沢山いることを感じます。

しかし、逆を言えば、
この刷り込みをとってしまえば、
この手の悩みからは解放されるもの。

私の好きな言葉のひとつに、相田みつをさんの
「しあわせはじぶんのこころがきめる」というのがありますが、

自分の幸せは、他人が決める事ではなく、
周りに評価されるものでもなく、

やっぱり、自分自身が決めるもの、
感じるものだと思います。

結局は、自分自身の刷り込みとの戦いですから、

日々、内省を通し、自然に倣って
刷り込みをとったり、刷り込まれないよう注意し、
澄んだものの観方を大事にできたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子