昨日に引き続き、衣服の片付けについてです。
まず家中の衣服を1か所に集め床に広げ、
全体量を把握した後、
それらの衣服を1着1着と手にとり、
時には袖をとおしたりして、
「ときめき」を基準に
残すもの、手放すものを分けていきました。
そんな時間は、
その衣服が活躍していた頃を思い出し、
懐かしんだり、
あの頃の自分と今の自分は、随分変わったなぁと
その成長を感じたり・・・と、
色々な気持ちが味える時間でもありました。
そして、ときめかないものに対しても
「感謝して手放す」が、
こんまりさんの極意だそうですが、
自分の持っている全ての衣服と
こんな風に向き合う機会もめったにないことだったので、
せっかくなら、残す残さないに関わらず、
これら全ての衣服に対して
「ありがとう」と言ってきれいにたたみ、
分けてみると・・・
ありがとうの気持ちからたたんでいるのか、
たたむから感謝の気持ちが湧いてくるのか、
よく分からなくなるような、不思議な感覚をおぼえ、
その「たたむ」行為と感謝が
そのまま繋がっているようなかんじがしました。
普段、洗濯ものをたたむ時には、
そんな気持ちになったことはなかったのですが、
本来、たたむというのは、
ただ収納するための行為ではなく、
ものを大事にしたり、感謝の気持ちを込める
行いそのものだったのかもしれません。
こんな大掃除という特別な時だけでなく、
洗濯ものをたたむような
日常の暮らしの中での関わり方を、
もっと見直したいと思いました。
そして、日常の関わりという意味では、
衣服だけでなく、人に対しても同じことで、
別れの時など、何か特別な時は勿論ですが、
むしろ、一緒にいる普段の関わりの中で、
感謝の気持ちと行動を大事にしていきたいと感じました。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子