昨日は毎月通っている
「室礼」のお稽古でした。
そんな中で、先生より
「稽古とは、古(いにしえ)を稽(考)えること。
過去から学べても、
未来から学ぶことはできない。」
・・・というようなお話がありました。
なんだか気になったので、
更に「稽古」について調べてみると、
「稽古照今(けいこしょうこん)」という熟語に出逢いました。
先人の教えも「古」ですし、
自分自身の過去の体験も「古」といえると思いますが、
「稽古」は何のためにかというと、今を照らすため。
つまり、現在の指針とするためであり、
ただ古いことを学ぶことが目的ではない
・・・ということでしょう。
お稽古だけに限らず、
ある意味では、人生そのものが稽古場のようなもの。
何も考えないで、
一生懸命やっても稽古とは呼べないからこそ、
「稽古照今」を忘れず、今に活かすことが大切にしながら、
日々精進したいものです。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子