私たちは、2011年の東日本大震災をきっかけに、
自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践しようと、
自分たちなりに色々と取り組み始め・・・
そのひとつに「福岡農園」での自然農があります。
こちらは、震災後すぐに、
当主が始めた田畑になるのですが、
先週、初めて訪れる機会がありました。
その広さにも驚いたのですが、
もっと驚いたのが、草が沢山あって、
パッと見たところ、
どこに野菜があるか分からないところでした。^^;
例えば、
きゅうりや大根、
大豆や
里芋など・・・草と共に育っていて、
そこから野菜を発見するのは、
なんだか宝探しのような楽しさもありました!^^
また、畑だけでなく、田んぼにも、
稲にそっくりな草が一緒に育っていました!
自然農といっても、
やっぱり作物を収穫したいので、
草が繁茂すれば、主役の作物が草に負けないように、
草を適度に刈っているそうですが、
草を全部取ってしまうと、
虫たちは食べるものがなく、作物にやってくるため、
虫たちの居場所としても、
決して、草を全部刈るわけではないようで・・・
こうして、草を残しておけば、
食べるものがあるので、
作物への被害は最小限に抑えることができるそうです。
更には、畑の一角に草むらがあり・・・
こちらも、虫たちの棲みかにもなっているようです。
こんな風に「福岡農園」からは
草や虫を敵にしない優しさを感じ・・・
生き物との関わり方を
考えさせられる機会になりました。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子