この週末は、法事もあり
広島の祖母宅へきていますが、
庭では、もうセミが鳴いていました!
東京ではまだ耳にしていなかったので、
いとこと一緒に「もうセミが鳴いている?!」と驚きつつ、
夏の訪れを感じています。
それにしても、こうしたセミやカエル、鈴虫の音色から
よく日本人は、情緒や風流を感じますが、
西洋人にとっては雑音と感じる
・・・ということを聴いたことがあります。
事実、映画でも時代劇など夏を表す時には
セミの鳴き声を効果音に使うことが多いですが、
海外の映画祭に参加するときにはあえて、
そのセミの鳴き声をカットするとか。
日本人は言語脳(左脳)で虫の鳴き声を聴き、
反対に西洋人は雑音と同じで、右脳でそれを処理するそうで・・・
長い歴史の中で、自然に沿って一緒に暮らしてきた日本人だからこそ、
聞こえてくる虫の音から、
風景を思い浮かべ、季節を感じていたのかもしれません。
そう思うと、暮らしの移り変わりによって、
聞こえてくる音だけでなく、
その捉え方も変わってくるのでは?!
とドキッともし・・・
改めて、子どもたちにも、
こんな風流を感じられる豊かさを残せるような暮らしを
大事にしたいと感じています。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子