自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/08/04

循環型の暮らし

今日は、月に一度の初心会議。

再来週には、北海道での理念研修も控えているため、
今日は、会議の中でアイヌについての話になりました。

アイヌの人たちは、
自然を尊敬し、慎み深く暮らしていたようで、

自分ばかり取りすぎるようなことはしない
「循環した生き方」をしてこられたそうです。

自然を神様としたアイヌ民族は、
小さい頃から、どうやったら神様に叱られるかということを
祖父母から口伝で教わり、

その口伝を守って、
代々自然と共に暮らしてきたといいます。

今は、何でも取り過ぎて、
資源をどんどんと消費していますが、

こういうことを続けていたら、
循環しない世界になってしまうのが、目に見える中で・・・

「循環型の暮らし」をしてきた先住民族は、
決して古い野蛮な民族なのではなく、
非常に高い成熟した精神を持っていたことを感じます。

そんな「循環型の暮らし」を、
アイヌから学び直していきたいと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子