今日は、地元のお祭りに行きました。
子どもの頃や学生時代を振り返ると、
子ども会でのお囃子や、出店、花火大会など・・・
非日常な体験に、
毎年、心を躍らせていたことを思い出します。
地元を離れたこともあって、
最近は、すっかりご無沙汰していましたが、
やっぱり、地元のお祭りは、
色々な思い出も重なり、いいものですね。^^
そんな地元のお祭りですが、
戦後まもなく1回目が開催されてから、
今年で70回目の記念の年を迎えるということで・・・
お祭りのメインでもある「花火大会」も、
なんだか盛大で、圧巻でした!
せっかくなので、この地元のお祭りについて、
調べてみたところ、
明治後期、川開きやアユ漁解禁に合わせて、
その川周辺にある旅館が、花火大会を開催したのが
始まりであることを知りました。
先祖の霊を慰めるために打ち上げられていた花火が、
やがて鎮守のまつりで皆が楽しむものとなって、
それが、料亭などで粋客が楽しむものへと遷り変わり、
戦後になるとみんなが楽しめるような今のお祭りの花火大会へと
そのスタイルを変えながらも引き継がれていったそうで・・・
子どもの頃から、楽しんでいた
思い出深いお祭りですが、
こんな背景があることも、
こんなに長い歴史があることも知りませんでした。^^;
そもそも花火は、
「送り盆の時期に魂の鎮魂のために打ち上げられたもの」
とも言われているようで、
だから、日本では花火大会が夏に多いのですね。
日本の伝統行事として捉え直して、
一発の花火にも魂への祈りが込められていると思うと、
また、見え方が変わってくるように思います。
今日はちょうど、広島の原爆投下から71年でもありましたが、
戦後の平和と共に、
花火の捉え方も随分と変わってきたのかもしれません。
それにしても、お祭りを深めることは、
その地域のことや歴史を深めることに
自然と繋がっていくものですね。
今年は、社内でも「祭り部」が発足されましたが、
その地域、そして日本のルーツや背景を
深めていけたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子