先日、社内でお客様のサポート体制について、
打合せを行いました。
少数精鋭の組織ということもあって、
なかなか、全てのお客様に対して、
現状況を把握するのが難しいこともあり、
「どう改善していこうか・・・」と、
悩ましくもありましたが、
こんな時こそ、
「園の先生たちだったら・・・?!」と、
視点を変え、考え直してみることに。
保育現場の先生たちも、チーム保育に取り組み、
限られた人数で、
協力しながら全ての子どもたちを見守ろうと奮闘していますが、
その鍵となるのは、
先生が一人ひとりの子どもに
「やってあげる」のではなく、
子どもたちの主体性を発揮できる環境だったり、
発達に合った環境、ゾーンを用意する等、
「環境」を工夫すること。
ここに、チームで見守ることができる
大きなヒントがありそうです。
持ち味を活かし、助け合いの社会を目指す中で、
それぞれの主体性や自立を促すために、
私たち自身も、
自分たちが直接なんとかしようするばかりの改善ではなく、
お客様が困っていることに対して、
お客様自身が、なんとかできるように環境を用意して、
その状況や段階に応じて、適した手助けができるよう、
見守ることができる体制をつくっていくことが
やっぱり、自然なことでは・・・と感じています。
「なんとかしよう」と思っているのは同じことですが、
前提にある考えが、
「やってあげる」になっていれば、
改善案も、刷り込みの中からの改善になってしまい、
本末転倒になりかねないことがあります。
そもそも、何を目指しているのか、
なんのためにやっているのか・・・と、
理念から、チーム保育を参考にして、
自分たちの働き方も、試行錯誤しながら
見直していきたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子