自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/08/21

よかったこと

昨日に引き続き、「べてるの家」での話になりますが、

訪問時は、ちょうど毎週金曜に実践している
「金曜ミーティング」の時間と重なったこともあり、
見学させて頂くことに。

ここでは、各自が
「今週の体調、気分、よかったこと」を
発表していました。

その「よかったこと」の内容を
一部ご紹介すると・・・

「元気にべてるの家に来れてよかった」

「べてるの家で働けてよかった」

「夏休み中、家族団らんし過ごせてよかった」

「皆でおいしいすいかを食べられてよかった」

「食事がおいしくて、そんな風においしいものを
 おいしく食べられて幸せ」etc・・・

なんだか身近なことばかり。

それが、彼らにとって
特別なことだったからなのか、
そうでないのかは分かりませんが、

いずれにしても、自分自身が
「あたりまえ」と思いがちなことを、

「よかったこと」として発信する姿を目の当たりにして、
考えさせられるものがありました。

出勤できること、働けること、元気でいること、
食べられること、仲間がいること、
家族団らんがあること・・・

どれも、あたりまえのように錯覚したり、
身近なことすぎて、

そこに対する感謝の気持ちは、
忘れがちだったり、後回しだったり、

もっと言えば、
文句を言ってしまうこともあったりしますが、

できることや持っているものが多くなったり、
自分の思いどおりになることが増えてきたりする程に、

傲慢になりやすいのかもしれません。 

自分が存在しているかげには、
いつも誰かの何かの「おかげさま」があるという
大前提を見失わずに、

その豊かさに気付いていられる自分でありたいものです。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子