昨日から、聴福庵にきています。
こちらの夜は、
やっぱりとても暗くて静か。
そんな中で、印象深いのが灯りです。
提灯や、
行燈など、
和紙を通した灯りは、
なんだか優しく柔らかく・・・
日本らしさを感じます。
また、和ろうそくは、
電灯とは違って、炎が揺らぎ、
私たちが笑ったり、しゃべったりする度に、
風が起こるからか、炎の表情を変えたり、
燃える炭を見ていると、
まるで呼吸をしているように、
炭の色が変化したり・・・
どれもこれも、なんだか生きているみたいで、
電気生活では感じられないものばかりでした。
昔の人は、
こんな風に命を感じる暮らしをしていたから、
おもいやりが深く、優しかったのかもしれません。
普段は気づきにくいものですが、
実は、こんな風に命に囲まれていることを
忘れずにいたいです。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子