昨日の発信にも繋がりますが、
最近、お客様から「目的と目標の違い」について、
よく質問をされることもあって、
自分なりに、整理をしてみることに。
目的は「なんのために」というように、
抽象的であるのに対して、
目標は「いつまでにどのようにやるか。どこまでやるか。」
というように、数値で表せたり、具体的で見えるもの。
ここで大事なのは、
目標は目的のためにあるもので、
前提は「目的」であるということ。
だから、目標は複数あって、
あきらめることができたり、
別の目標におきかえることができたとしても、
目的は、ひとつしかなく、
あきらめられない、あきらめたくないものだと感じます。
まずは、自分の欲求や違和感などを通して、
自分と対話をしながら、目的を確認し、
その目的を達成するために
適切だなぁ思われる目標を定めること。
この順序を間違えたり、
もともとの目的を見失ってしまうと、
目標をクリアできたとしても、
虚無感を感じてしまったり、
初めに思い描いていた目的とは、
まったく正反対の結果を得る・・・なんてことに
なりかねません。
私自身は、
目標を考えたり、設定したりすると、
目的を見失いがちになるので、
どこか苦手で、あまり好きではなく、
目的さえ見失っていなければ、
それでよいのかなぁと
のんびりしているところがありますが、
本来は、大事な目的を見失わないよう、
目標に助けてもらう・・・というかんじなのかもしれません。
目的を見失っても
働くこと、生きることはできるものですが、
それでは「馬にんじん」のように、
馬の鼻先にニンジンをぶら下げ、
それを目当てに、ただただ前方へ走るようなもので、
せっかく生まれてきたのに、
なんだかもったいないかんじもします。
今は、スピード社会で、忙しさが目立つ時代だからこそ、
一度立ち止まって、
目的や、初心、志など・・・
大事なものを確認することが
思った以上に、必要そうですね。^^
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子