引き続き、保育環境セミナーでのお話ですが、
藤森先生から、
「見守る保育における5M」の説明があり・・・
◆保育の5M
http://www.mimamoru.net/14697540271270
その中で印象的だった「もてなし」のお話を、
ご紹介したいと思います。
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「左にごはん、右に味噌汁」というのは、
決してルールではなく、
「食べ手が食べやすいように」という配慮。
「こうすると相手が喜ぶかな?心地よいかな?」
というのが、おもてなし。
今後「人工知能」が発達するにつれて、
ますます、心の知能指数である
「EQ力」の必要性が高くなる。
なぜなら、人工知能では、
ルールどおりにはできても、
相手の気持ちに立つことはできないから。
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確かに、相手の気持ちに立つというのは、
人口知能では難しく、
人間ならではのものだと感じます。
また「ルール」だと
それが正解のように思ってしまいますが、
「配慮」として見ると、
相手の気持ちに立つことが前提であり、
正解はひとつではなく、
むしろ沢山あるのだと感じます。
受けてきた教育の影響か、
世間の価値観の影響か、
ついつい、ひとつの正解を求めてしまう傾向があり、
そんな正解があるような
ルールやマニュアルに頼りたくもなりますが、
そんなことは、
いずれ人がやる必要もなくなってくるでしょうし、
人にしかできない「おもてなし」から考えると、
そんな正解探しは、不自然なのかもしれません。
ひとつの正解を求めたり、
更には、もともとない正解を求めたり、
周りに自分の正解を押し付けたりせず、
配慮や気配りという、
相手のへのおもいやりから、
考えて行動していけたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子