自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/11/23

フェアトレード

先日、あるクルーが自宅用に購入した
「フェアトレード」のコーヒー豆を
社内におすそ分けで、いれてくれました!

ハチドリコーヒー

そんな「フェアトレード」について調べてみると・・・

私たちが普段何気なく買っている
コーヒー、紅茶、チョコレートetc・・・の品物の数々は、
日本において驚くほど安い価格で取引されてますが、

実は、このような商品をつくる生産者の多くは、
その日その日を食いつないでいくのがやっと・・・という程の、
ごくわずかな賃金で働かざるを得ない状況にあるといいます。

この状況を変えるためには、
補助金を送るというような単なる金銭的援助ではなく、

生産者が真に自立した生活を送れるような、
持続的な仕組みをつくることが重要である・・・

という考えに立つのが「フェアトレード」。

商品に対し、労働に見合った適正な価格を支払うことで、
生産者の生活を保障し、自立を促そうという貿易の仕組みで、
環境に配慮された生産体制かどうかもチェックされるといいます。

ちなみに、こちらのコーヒーも、
バナナやアボガドなどと一緒に森の中で育て、
森を守る「森林農法」によって栽培されたものでした!^^

それにしても、
生産者に配慮した公正(フェア)な取引(トレード)なんて、
本来は当然のことだと思いますが、

それが改めて「フェアトレード」として定義されている現代社会は、
どこか歪んでいて、不自然でなりませんね・・・^^;

最後に、商品名「ハチドリのひとしずくコーヒー」にもある
「ハチドリのひとしずく」という、
南米アンデス地方の先住民に伝わるお話をご紹介します。

*********************************************

森が燃えていました。

森の生きものたちは われ先にと 逃げて いきました。

でもクリキンディという名の ハチドリだけは
行ったり来たり くちばしで水のしずくを一滴運んでは
火の上に落としていきます。

動物たちがそれを見て
「そんなことをして いったい何になるんだ」
と言って笑います。

クリキンディは こう答えました。

「私は、私にできることをしているだけ」

*********************************************

大きな社会問題を抱えている現代ですが、
こんなハチドリのような生き方を
自分自身も大事にしていきたいものです。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子